あるアナクロ技術者の日常のひとコマ

あるアナクロハードウェア技術者のちょっとした日常など

うーむ荒れてますな(苦笑)

正直、スラドこのスレ見ていて、複雑な気分に…
個人的に中村氏がどんな方であろうと、発明の対価として考えた場合、非常に低額としか思えない。
ましてや、研究当初は上司に拒否されて、それでも納得できずに最終的には会社のトップと直談判してちゃんと成果を出したわけだ。
それが初期段階で報奨2万だったわけで。
この段階で日亜の対応のまずさが出てくるんだけど、これ多分他の会社でも類似事例は続発なんじゃないかと思う。
というのは、反対した上司からしてみりゃ、自分の無能さを証明した特許だったという事実が表立って争われているわけで。思いっきり面白くない出来事だったりするだろう、と。
そんな感情が反映された結果でもあるんじゃないかという気がする。


どうして私自身がこんな考えを持つのかと言えば、非常に無能と言い切ってしまうくらい低脳な上司に出くわしたからだ。
決して私が優秀なのではない。が、その私をして「どーみても格下」としか思えない人間が直属上司だった。
そして結果的にはその上司を無視して進めた方が仕事がスムーズに進むんだから、きっと当人は非常に面白くなかったに違いないと思う。


ここで、スラドでの反応を見ると面白い感じがする。

  • 中村氏の人となりを根拠に「守銭奴」呼ばわりするタイプ
  • 中村氏の実績を評価し、人格に関しては別として扱うタイプ

大きくこの二つに分かれている。
…私が何を言いたいか想像できると思いますが(笑)
前者のタイプって、きっと会社で歯車となってしまっていることに慣れすぎた人の意見だと思うんですよ。で、自分がいなくても会社は機能してしまうという事実に慣れて、そんなぬるま湯の環境こそがベストだと思ってる人。
逆に後者は、まだまだこれからやれることがあるはずで、少なくとも会社のオンリーワンな存在になってやる、という気持ちのある人の意見だと思うんですよね。


現状、日本企業の社員に対する評価の仕方が変革を迎えてきているわけですが。
ここで何を基準に会社に対して貢献しているか、の評価基準を考えてみると両者の違いも更に明確になってくると思う。
残業時間で残業めいっぱいやりました。よく頑張った。という評価で満足している人は前者の部類に含まれる気がする。
逆に残業少なくても他の人と同等の成果出してるんだから会社に対する貢献度は高い。という評価に満足する人、或いはそういう評価を求める人は後者だと思うわけですよ。


で、私はどちらかと言えば、間違いなく後者のタイプなのは間違いないので(笑)、中村氏の成果に対しては非常に額が少ないと言わざるを得ません。
…今考えてる特許ネタ、4月以降に出して上司とやり取りしてみるのが面白そうな気がしているのも事実<結構悪趣味(ぉ