あるアナクロ技術者の日常のひとコマ

あるアナクロハードウェア技術者のちょっとした日常など

同窓会総会

というわけで、先日、母校の同窓会総会に行ってきていたのですが、そこで良い言葉を戴きました。
「学生時代、電磁気学は苦手だったんですが、今はそれを専門にしてるんですよねー(苦笑)」
「学生時代に苦手だったから、勉強して専門でやっていけるんじゃない?」
この言葉に目から鱗が落ちた。
そうか、そういう考え方もあるよな。
そんな感じで、肩の上に乗ってたような気がしたものが氷解して軽くなった。
やはり還暦過ぎた方の言葉は重い。
今回、一番の収穫と言える一言だった。
 
しかし、もうじき50周年迎える学校だってのに参加している世代が、一桁世代ばかりという事実にも、少しがっくりと来た。
今回、参加しようと思ったきっかけは、大学で学んだことの影響もあるけれど、40歳も過ぎれば自分の家庭やら、仕事やらは、ある程度道筋が見えてくるだろうから、その先を見据えたときに、もっと視野を広める必要があるよな、と。そういう想いと、自分の後輩たちに何か残せていけないか、という想いから。
さすがに30代くらいまでは、自分のことで手一杯だったりするだろうから、出席が少ないのも仕方ないとは思う。けれど、40代、50代の参加率がほとんど皆無なのは残念に思えたし、少し驚いた。
もしかして、バブル崩壊の余波なのかなぁ?それで余力がないから参加するという発想にならないとか…
だとしたら、この国自体の将来を危ぶむ方が良いのかも、とも思ったりもした。
 
自分の生きた証として、何か残せる人になりたいなぁ、と思う以上、これからも参加していこうと決意した。